前回読んだ、女優の室井滋さんが書かれた絵本「しげちゃん」が面白かったので、こちらの絵本「チンチンボンボさん」も手に取ってみました。なんともインパクトのあるタイトルですが(笑)、富山の方言で「肩車」という意味なのだそうです。(室井さんは富山出身)今回も前回同様、イラストレーターの長谷川義史さんとのコンビで、素敵な世界観が広がっています。
チンチンボンボが大好きなあまえんぼうの男の子。
どこに行くにも、おとうさんの肩の上。
おそば屋さんに行くときも温泉に行くときも
学校に行くときだってチンチンボンボの男の子。そろそろ肩から降りておいで、と言われても
「いやーが、いやーが」と、降りてこない。どうなる、どうなる、この親子。
ずっとこのまま、チンチンボンボ?
と、そのとき…、まさかの展開に!
前作「しげちゃん」でもそうだったのですが、室井さんが描く子どもは、本当に子どもらしくて愛らしい。富山弁も可愛らしく、お話はとても奇想天外!何処からこんな発想が生まれて来るのでしょう‥!室井さんの才能と、そしてそのストーリーを豊かな色彩とタッチで視覚化してくださる長谷川さんの才能が重なり、独自の温かくて面白い世界観が広がっています。室井滋さんと長谷川義史さんのインタビュー「歳とるってどんなこと?」はコチラで読めます♪