パラマハンサ・ヨガナンダ氏の「あるヨギの自叙伝」に出て来た、彼の師であるスワミ・スリ・ユクテスワ氏。その本の中には、師が起したという様々な奇跡のエピソードが綴られているのですが、特に私を驚かせてくれたのが、死後にヨガナンダ氏とコンタクトを取ったスリ・ユクテスワ氏は、幽霊星に転生して霊的なガイドになったというではありませんか‥!そこで語られる内容があまりにも私の想像を超えたものだったので、衝撃とともにず〜っとスリ・ユクテスワ氏のことが気になっていました。霊的に成長するとは一体どういったことをいうのだろう?という疑問を胸に、今回スリ・ユクテスワ氏の「聖なる科学」を手に取ってみました。
本書はスリ・ユクテスワ氏自身が、自らの悟りを通して得た多岐にわたる真理を書いたもので、100ページにも満たない薄い本なのですが、書かれている内容を真に理解することは非常に難しい‥!と読んでみて私は感じました。言葉を言葉のまま読むのではなく、その奥にある概念を理解しようとしながら追ってみると、身体に流れてくるイメージは確かにあるのですが、それでも、スワミ氏が辿り着いたすべての真理というものは、決して1冊本を読んだだけで辿り着けるような手軽なものではないのだということを、思い知りました。
これから自分の人生を通して辿り着く場所が、スワミ氏と似ているのかは分からないのですが、それでも手元に置き続けて、時々読み返してみたいなと思いました。今は分からないことも、もしかしたら少しは分かるようになったり‥‥するかしら‥?(期待を込めて)