女性が1人で家を手作りで建ててしまった!というこの記事を読んで、ビックリ。自分で建てられるんだ!という驚きと、建ててしまった人がいるんだ!という驚きが、同時にやってきて、とても興味津々。Web記事の内容がもっと詳しく読めるとの事で、今回こちらの本「アイム ミニマリスト」を手に取ってみました。
私が気になった先程の女性は本山早穂さん。本山さんは決して「物を無くして生きていくのがよい」というシンプルライフの哲学のもと今の生活を始められたのではなく、ヒッチハイクや野宿、海外ボランティア、農家に住み込みで働く、職業訓練校で建築を学ぶなど興味のあることを続けて来た過程で、自然の循環の一部として生きていきたい、と思うようになったそうです。家に使われている素材も土に還って行くものを使用されているそうです。本書ではWeb記事よりも沢山お家の写真が紹介されているのですが、細部にわたって1つ1つ本山さんがこだわって作ったお部屋はとても可愛らしく、私の中の「家」のイメージがよりカラフルにぐぐっと拡大されました。
驚いたのが小学生のときに本山さんが描いていたという家の設計図。とても小学生が描いたとは思えない程、詳細にわたってキッチリと書込まれていた絵の精密度にもビックリでしたが、現在暮らしているご自身で建てた家と図面がほぼ同じ内容だった、ということにもビックリ。小さい頃から家は建てたかったという本山さん。もともと持っていた夢の「種」が人それぞれあるのだなぁと改めて感じました。現在は今のお家の隣に、もうひとつ建設中の建物が。こちらは数年をかけて建設予定で、コミュニティーとして開放する予定だとか。いつか完成したら伺ってみたいです!