前作の「あの世の歩き方」が面白くて、今回続編も思わず手にとってしまった本作「あの世の歩き方裏道マップ」。漫画家でコラムニストの辛酸なめ子さんと、離婚式や涙活などの面白い企画を行っている実業家の寺井広樹さんが、今回もディープな「あの世」体験をした方々の、カラフルな体験談を、マンガとレポートで紹介されています。スピ界で有名なウィリアム・レーネンさんや、ドキュメンタリー映画「かみさまとのやくそく」の池川クリニック院長池川明先生も登場されていて、個人的には嬉しいサプライズでした。
前回に引き続き、本当に色んな種類の「臨死体験」の数々が紹介されていたのですが、個人的なビックリは、地球の中は空洞でセントラルサンという太陽がある、とか、内部には身長4メートルの人や小人族がいたり、宇宙図書館の管理者がいたり‥と語った啓子メンタルクリニック院長の越智啓子先生と、今までクラゲやオオカミ、ライオン、ゾウ、イルカなどを経て、273回人間として生まれ変わり、自分の過去世を含めた1億4110年の記憶が蘇ったという、たかえす動物愛護病院委員長の高江洲薫先生のお話でした。高江洲先生のお話で今回初めて知った「中間世」という「あの世」の呼び方。そこでは6人のシェアリングソウルメイトと体験を50年かけて共有する、とのこと。以前江原啓之さんが語っていた死後の世界観とちょっと似ていましたが、まさか50年もかかるなんて‥。
辛酸なめ子さんは、2年目に突入したこの「あの世」取材をすればするほど、幾分かの共通点はあれど、そこには十人十色の「あの世」があり、謎は深まるばかりだと語っていました。なめ子さんの「それぞれのカルマによって、1人1人オーダーメイドの「あの世」があるのかもしれない」という見解が、とても面白いなと感じました。
”いま、この世に生きている人は、何か刺激的な体験がしたくてこの世に自発的にやってきたのだと思います。あの世と比べると、不便でわずらわしいことが多い世の中ですが、それでも楽しんで生きている様子を、あの世から見ている人にアピールしていきましょう。そして、またあの世に帰ったときには、この世の積もる話や試練を乗り越えた武勇伝を語りたいです。”
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