昨年カヒミカリィさんのブログで紹介されていた事で、個人的に知ることとなった片付けコンサルタントのこんまりさんこと、近藤麻理恵さん。TIME紙が選ぶ最も世界に影響を与えた人物の1人にも選出され、彼女が提唱する「ときめく片付けの魔法」の本は、全米1位、世界38カ国で翻訳され、各国での公演などもされて活躍の場をどんどん広げているようです。
昨年末、情熱大陸でも紹介されたこんまりさんの姿は、まるで片付けを通して、私たちの心の内を整えるのを助けると同時に、滞ってしまった地球上のエネルギーを、浄化している巫女さんの様にも見えました。
私もこんまりさんの本を片手に片付けをしたのですが、「ときめく?ときめかない?」と部屋にあるひとつひとつの物を手に取って自分自身に聞いていくと
- 実は気に入っていない人から貰ったもの
- 行き場を失った思い出の品アレコレ
- いつか使うだろう!と思ったまま未使用のもの
- ただ何となく手元にあるもの(←これが非常に多かったです笑)
今まで様々な理由によって、中々手放せなかった物達。それらを「ときめき」基準で測ることで「今までどうもありがとう」と感謝を持ってスーっと手放せることができたのです。「ときめくかどうか?」と自分に聞く、とてもシンプルな行為ですが”ひとつひとつの物を手に取る”、という物理的な行為が、より自分の素直な「ときめく」感覚と、内なる自分自身の声に繋がるのを助けてくれている気がしました。片付けを通して、もう一度、自分は何を好み、何を望んでいるのかを改めて発見して行く面白い旅のようでした。自分の好きな物しか残っていない、片付け終わった部屋はスッキリ整頓できたことは勿論ですが、それ以上に今の自分自身と調和したエネルギーに満ちていました。
まるで、この世で一番のパワースポットかも??と思える程で今まで自分の部屋に居ても「何だか落ち着かない‥」と感じていた私にとってそれはとても大きな変化でした。「ときめく」感覚を指針に自分の身の回りの物を選択するプロセスは、片付け終わった後の生活のあらゆる面での選択基準にも大いに影響を及ぼしてくれました。「ときめかない」人間関係や集まりには、自然と足が向かなくなり、これまで勇気が出なかった「ときめく」ことに手を伸ばす事が出来たり。
それは「ときめかないもの」を手放し「ときめくもの」を望む、というとてもシンプルな姿勢。この一見、片付けを通した些細な選択の積み重ねですが身体と心を使った行為を通して、「ときめく」感覚が自然と習慣化し自分のものにしてゆけるのだと思います。
部屋を片付け終わった後に「自分がやりたかったことに気付いた」という人がいたり、こんまりメゾットはリバウンドが無い事が売りだというエピソードも何だかとてもうなずける気がします。一番近い存在なのに、誰よりも遠のいていく自分自身を感じた事はあるでしょうか。
人生の中で、時々迷子になる様な感覚が、私には有りました。
「自分は何が好きなのか分からない」
「人生で何をしたら良いのか迷っている」
「漠然とこれからどうしたら良いのか分からない」
「とにかくモヤモヤする!」
そんな時にこそ是非おすすめしたい、こんまりメゾット「ときめきの片付け術」です。お部屋が綺麗に片付く頃には、きっと今はまだ気付けていない自分自身と出会っていることと思います。