「仮に、色んなものが自分で手作りできるとしたら、天然の目薬レシピってどんなものがあるのだろ??」と、ある日ふと思ったアテクシ。
興味本位でググってみたところ、「はちみつ目薬」なるものがあるとな!
レシピもなにも、上質なはちみつを綿棒で自分の目に直接付けて、自分の涙で目を洗う、という勇気が求められる内容(笑)
これがスッキリする!と書かれた記事に、「ええー??」と半信半疑だったアテクシは、情報元であるという本書「ひとさじのはちみつ」を、この度手に取ってみました。
著者の前田京子さんのお名前を見て、あれ?もしかしたら、以前手に取った「お風呂の愉しみ」と同じ方かな??と思ったら、ビンゴ!
個人的には、まさかまさかの嬉しい再会でした。
本書は家庭で使える「はちみつ」の効能とレシピが紹介されているのですが、そこはさすが前田さん。
実際の個人的な体験ベースだけに留まらず、50冊以上の幅広い文献を使用して、はちみつの歴史や科学的根拠や、医学的利用なども交えながら、ちょっとした論文のような充実した内容を、楽しい読み物としてまとめられています。
まさか「はちみつ」ひとつで、こんなに色んなことができるなんて‥!と、読んでいてとてもワクワクしました☺
個人的には、はちみつ目薬のほかに、はちみつで歯を磨く、という古代エジプトでも使われていたアイディアにビックリ!
甘くて虫歯になるのでは??と心配になってしまうけれど、実はその逆で、はちみつは虫歯菌を退治する力があるとのこと。
まだ怖くてどちらも試せていないけれど、近々是非試してみたい‥!!と思わせる力が、前田さんの文章にはあります
選択肢は星の数ほど豊富にありますが、用途を満たすという点において、物事はそんなに複雑ではなく、必要なものもそんなに多くないのかもしれないなぁ‥と、本書を読みながら改めて感じました。
身の回りの物や生活をもっとシンプルにしたいなぁと思っていらっしゃる方には、特にお薦めの1冊です♡
”自分が耕せるのは自分のからだだけ。
でも、自分が身を養うものを選び、ちゃんとその土を作れば、もしかするとその分は、世界も元気になるのかもしれない。
人のからだは言わば、空気や地面や水と、食べものや呼吸でつながりながら、環境に浮かんでいるようなものである。
世界が病むとき多少なりとも人は病み、人が病むときには世界は病む。
そこにはあまり境目がないように思える。”「ひとさじのはちみつ」より
ひとさじのはちみつ 自然がくれた家庭医薬品の知恵
▶ 豊富な情報と前田さんのはちみつに対するワクワクしたエネルギーがギュっとつまった楽しい1冊です♡
本書に書かれた内容を実際に今すぐ生活に取り入れなくても、頭の片隅に覚えておくと、いつか必要になった際に役立つ知恵がいっぱい詰まっていると思います☺
はちみつ日和 花とミツバチと太陽がくれた薬
▶ 「ひとさじのはちみつ」の続編にあたるこちらも、豊富な情報満載!
はちみつの選び方や、前作に対する読者さんたちの体験談、そしてレシピもいっぱいです♡
お風呂の愉しみ
▶ 肌質に合わせた全身に使える石けんやリンス、化粧水などのレシピが豊富に紹介された1冊。
前田さんの文章は読んでいて楽しく、バスタイムを楽しむアイディアがギュっと詰まっています♡