年末にふと、石井ゆかりさんどうしているかな??と気になりググったら、フローリスト越智康貴さんとのとても素敵な対談を発見!
お二人のディープな星占いトークに唸ってしまい、シリーズ全部を見終わった後には、ずっと気になっていたゆかりさんの本「星占い的思考」をポチっていました…!
「群像」で連載された占い記事2年分を中心にまとめられた本書。
それぞれの12星座を文学を通して読み解く、という奥深い試みは、ファッション誌や占いコラム欄ではなかなか読めないディープさと力強さがあって、読んでいてとても楽しかったです。
長年、星読みライターとして市場のど真ん中で、膨大な量の執筆を続けているゆかりさん。
占いやオカルトに深く関わりながらも、その世界に呑み込まれることなく、ギリギリのラインで踏みとどまり続ける彼女の「知性」と「感性」が、文芸誌という場でより一層輝いているのが印象的でした。
本書にはコロナ禍に書かれ文章も収められているのですが、当時のゆかりさんの赤裸々な感情が、まるでタイムカプセルの様に残されていました。
つくづく、その時にしか語れない言葉があるという事実に、胸が熱くなるものがありました。
星占い好きの方にも、ゆかりさん好きな方にも、星占いとはなんぞや?という方にも、占いなんて!という懐疑的な人にも、幅広く楽しんでいただける1冊だと思います☺︎
▶︎ 占いを「チョコレート」の依存性に例えて表現しているところが、妙に納得でした!
対談内容は面白くて必見ですが、ゆかりさんのマペットの上手さも必見です…!✨
星占い的思考 [ 石井 ゆかり ](文庫本)
▶︎ ゆかりさんが本書の中で語っていた、日々の星占い記事は、書いたそばから消えていく環境にあること。そんな中、本書が文庫となったことで、自分が亡くなった後も作品が残る可能性が生まれた、と書かれていたのが印象的でした。個人的にも文庫はコンパクトで持ち運びもできて手に取りやすいです☺️
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星占い的思考 [ 石井 ゆかり ](単行本)
▶︎ しかし、単行本の装丁も素敵です🥰
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新装版12星座(すみれ書房)
▶︎ ゆかりさんのロングセラー12星座の本🌟
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