谷川俊太郎氏の朗読会にたまたま居合せ、この詩をご本人の朗読で初めて知りました。
その日谷川氏が読んで下さった詩の数々はどれも素晴らしく、言葉の配列が音楽である事を、(そうなり得るという事を)改めて感じ、感動したのでした。
今回は、その朗読会で紹介されたこの詩を聴いていた時、イメージが頭の中にポンポンポン!と浮かび、「絵が描きたい!」という衝動にも似た、感覚を味わいました。作家の長新田さんが、この詩をどの様なイメージでビジュアル化しているのか大変興味が有り、この本を今回手に取ってみました。
谷川氏も「とても素直に」と表現されていたように、シンプルな構成とビジュアルで表現されていた絵本で、新太さんの絵は、私が頭の中に浮かんだイメージとは勿論、違っていました。受け取ったインスピレーションを元に私達が行う創造の多様性と、それを可能にする詩の可能性について、谷川氏の詩と新太さんの絵本によって、改めて思いを馳せる事となりました。
▶ あなたはどんなイメージを抱きますか?