前回に引き続き、御手洗直子さんの作品「腐女子になると、人生こうなる!〜底〜」を読みました。これまた面白くて、思わず2回読んでしまいました(笑)
前回読んだ「31歳BL漫画家が婚活するとこうなる」以前の、学生時代に同人誌にハマってしまってからの人生のエピソードが描かれています。漫画や同人誌、BLに詳しかったら、きっともっと楽しめる共通言語も含まれているのでしょうが、その辺のことが分からなくても、とても面白かったです。恐らく興味の対象は違えど、私もオタク気質だから「分かるわ〜」と共感できる部分が多かった為かと思われますが(笑)
「好きなものがわからない」と迷っている人も世の中にはいる中、自分の情熱に嘘がつけずそのまま突き進んでしまう御手洗さんの姿は、何だか凄く楽しそうで、前作同様、読んでいてとても明るい気持ちにさせてくれます。
誰かや何かを諭そうとしたり、世の中を変えようともの申したり、自分の存在意義や正しさを証明しようとしたりする、そういう暑苦しさが全くない、とてもさわやかな作品でした。別ブログにはなりますが、以前 映画「マンチェスター・バイ・ザ・シー」の記事でも書いたのですが、ただただありのままの1人の人生を語る事が、その他全ての人生を肯定する事に繋がっているように感じました。
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