占星術初心者に優しい、鏡リュウジ先生の星のワークブックシリーズ。前著 では、自分のホロスコープを読む基礎編でしたが、本書は7年越しの【相性編】。鏡先生曰く、ホロスコープで相性を計算するアプリシステムを整えるのに、時間が掛かってしまったとのこと。使ってみると分かるのですが、本書からダウンロードできるアプリは、本当に使いやすいです!初心者だけれど、相性を自分で読んでみたい!という人には、もってこいの1冊です。
前作同様、作家の角田光代さんが生徒役となり、鏡先生に丁寧に解説していただく、というスタイルで進行するため、とても分かりやすくなっています。アスペクトも、ハードとソフトの2種に簡易的に分類されているので、コツがつかめるまでの初心者にとっては、とても読みやすい内容となっています。
”占星術的に言うと、相性というのは単によい悪い、合う合わない、というものではなく、その二人の間に起こる一種の科学反応を示しているんですね。例えば、この人と一緒にいるとすごく楽になったり、今までにない体験をしたり、あるいはすごく運命が変わってしまうこともある。二人の出生したときのホロスコープを合わせて見たとき、そうした関係性が星の配置に表れるのではないか、というのが占星術的な相性の考え方です。”