前回読んだ(聴いた)自伝書の著者であるモデルのジゼル・ブンチェン姐さんが、このインタビューの中で、自分の結婚式で配った彼女の愛読書だと紹介していた「愛の選択」。
自伝もとっても面白くて、ますます姐さんの在り方に興味津々なアテクシは、早速こちらの本も手に取ってみました。
古代メキシコの「トルテック」の智恵にもとづいた、愛とは?愛ある人生や関係性とは?について書かれた1冊。
自分自身を愛することの大切さは、これまで読んで来た本にも何度も繰り返し語られて来た内容ですが、本書で紹介されている、自分と他者との関係性や、私たちが経験しやすいトラブルの元が一体何処にあるのかが、とっても分かりやすく説明され、更にどのように改善することができるのかも、丁寧に書かれています。
私たちの観念(信念体系)が人生を作っているのだという考え方は、セスにも通じていますし、人生は夢であること、それぞれの見方によって各々の人生が構成されているため、私たちは決して同じ「世界」を見ているわけではないという思想は、インド哲学のマーヤー(幻想)に繋がっていますし、すべてに神が宿っているという思想はホオポノポノやヨガナンダ氏(インド哲学)とも繋がっていますし、どれも思想的には何か真新しい内容が書かれているわけなかったのですが。
ではこの本の何が他の本と違うのかと言えば、「愛を持って生きる」ということが起点となっている点と、いくつもの神話や具体例を介して、日々の生活に取り入れやすい、血の通った生きた叡智が共有されているという点です。
個人的な感想は、これまで概念的には分かったつもりになっていたことが、スッキリ言語化されていて、「かゆいところに、手が届いたー!」といった気分でした。
表紙がメキシカンで、やたら熱いデザインですが(笑)
スピってる人もスピっていない人も入りやすい、よく整備された、愛に生きる道への入り口です。
とても優しい1冊で、おすすめです♡
”あらゆる人がそれぞれ、個人的な人生の夢を見ており、そしてその夢は他の誰の夢とも完全に異なっている。私たちは自分が抱くすべての信念に基づいて夢を見、そして自分がどう裁くか、どう犠牲にされるかに応じて、夢の中身を変える。二人の人間にとって同じ夢など決してありえないのはこのためである。”
”自分はプレアデス星から地球を救うためにやって来たなどと言う人は、誰ひとり信じてはならない。どうぞお構いなく!
世界を救うためにやって来る人など、私たちは必要としない。
私たちを救うために宇宙からやって来る異星人など、この世界は必要としないのだ。世界は生きている。それは生きものであり、私たち全員を合わせたよりももっと優れた知性を持っている。もし私たちが世界は救われる必要があると信じたら、すぐに誰かがやって来てこう言うだろう。「さあ、彗星が接近している。この星から逃げ出す必要がある。自らを命を絶ちなさい。ドカーン。そうすればあなたは彗星にまたがって、天国に行けるだろう」こういった神話を信じてはならない。あなた自身が自分の天国の夢を創り出すのだ。
誰もあなたの代わりにそれを創り出すことはできない。”
”もしあなたがあなた以外の誰ひとりとして、あなたを幸せにすることはできないということ、そしてあなたの幸せはあなたの内側からあふれ出す愛の結果なのだ、ということに気づけば、それはトルテックの最大の技(アート)、愛の修得(マスター)となるのだ。”
”あなたは完全である。愛があなたの内側から湧き出ているとき、あなたは孤独になるのが怖くて愛を探し求めたりはしない。あなた自身がしっかりと愛を抱いているときには、あなたは一人でいることができ、そしてそこにはなんの問題も存在しない。あなたは一人でいても幸福だし、また誰かと一緒でいても楽しいのである。”
愛の選択 – ドン・ミゲル ルイス
▶ この本に出会えて本当によかった♡ジゼル姐さんに大感謝です♡♡
四つの約束 – ドン・ミゲル ルイス
▶全米で「神との対話」を抜いてベストセラーとなり、ルイス氏が有名になるきっかけとなった1冊!