ひょんなことから知ったドキュメンタリー映画監督・岩崎靖子さんが撮られた「大地の花咲き」という作品。
この予告編を見て、大地さんという息子さんを亡くしたご夫婦が、「大地を大切にすることは、大地(息子さん)を大事にすることと同じだと思う」と語っていらっしゃる様子に、とてもとても心惹かれました。
映画上映会にはまだ行けていないので、今回は先に本書を手にとってみることにしました。
これまでも福岡正信さんや木村秋則さん、川口由一さん、臼井さんご夫婦、アナスタシアの本を読んで来ましたが、今回村上さんの本を読んで、私は人と人、人と自然界、虫や微生物たちや土、目には見えないエネルギーとの関わり合いにますます興味津々!
村上さんの「ありがとう農法」は、すべての存在、もの、こと、に感謝する「生き方」なのだそうです。
それは人や植物、土や水や空気だけでなく、虫や、目には見えない菌や微生物たちも、村上さんにとっては大切な仲間だと語っていました。
植物たちが有毒なものを自ら取り込み「無毒化」する様子も、村上さんの奥さまが余命宣告もできないほどの末期のネフローゼを治されたエピソードも、自然界が持つ力と人間が持つ自然治癒力は、きっと同じであるのだろう、ということ。
すでにそこにはバランスをとる力が備わっていて、余計なことをせずにその力を信じることができれば、自然と調和する力が働いてくれる‥。
この本を読みながら、この世界を繋いでいる大きな輪っかのような存在が感じられました。
このありがとう農法で作られた、佐々木ファームのお野菜を食べてみたい!と調べてみたところ、コチラからオーダーできるそうです。
残念ながら村上さんご夫妻は、2017年に北海道のファームを人に譲って、淡路島へ引っ越されたそうです。
現在は「大地の学校」や「ありがとう村」という活動をされているそうです。
「ありがとう農法」という生き方をもっと世に広めるためには、やはり北海道で農業を続けるだけでは足りなかったのでしょうか‥‥。
”私は、いつも正しいか間違いかをジャッジしながら生きていましたが、そういう生き方は、自分のことも相手のことも傷つけてしまうことに気づきました。私がうつ状態になったのはだれのせいだったのか。最初は、まわりが悪いと思っていましたが、よくよく考えると、実は、私自身がつくり出したことだったのです。”
村上貴仁 / 大地が喜ぶ「ありがとう」の奇跡より
”私は今でも、農薬や肥料が悪いものだとは思っていません。それどころか感謝しています。なぜかというと、戦後日本の食糧難を支えてくれたのは、まぎれもなく農薬や肥料の技術があったからです。
そして、慣行栽培の農家さんがいらしてくれるからこそ、私たちはいつでも、どこでも、食べ物を買うことができるようになりました。
今まで日本の食料や私たちの命を支えてくれた戦陣たち、農薬や肥料にも感謝をして、命を受け継いだ私たちが、この先も進化しながら成長していけたらと思っています。”村上貴仁 / 大地が喜ぶ「ありがとう」の奇跡より
大地がよろこぶ「ありがとう」の奇跡 – 村上貴仁
▶個人でも農家さんでも、これからありがとう農法が地球上に増えたら素敵ですね!
ありがとうの神様 & ありがとうの奇跡 – 小林 正観
▶村上さんが実践された36万回「ありがとう」、の発案者セイカンさんの本です✨
神との対話 – ニール・ドナルド ウォルシュ
▶ネフローゼで余命も宣告できないほどの末期状態だったときに奥様自身が読まれたそうです
奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録
▶村上さんが借金を抱えて大変なときに、地元青森の銀行にお願いをし、融資をサポートしたという、奇跡のリンゴで有名な木村さんの1冊。こちらの「すべては宇宙の采配」もお薦めです♬
【奇跡のりんごかりんとう】130g
▶あの「奇跡のりんご」を使用した、美味しいかりんとうです♡
奇跡のリンゴ
▶阿部サダヲさん&菅野美穂さん主演の映画版はコチラ!
完全版 川口由一 自然農: 農薬を使わず、耕さない 野菜と米のつくり方
▶耕さず、虫や雑草を敵としない自然農という生き方を実践されている川口さんの最新本✨