「1つの専業を持つ」という働き方は、実は近代の思想であって、江戸時代の人々は季節ごとの副業などをいくつか持ちしながら、生計を立てていたそうです。作者の伊藤洋志さんが実際に作って来たナリワイの体験が書かれていた1冊目の「ナリワイをつくる:人生を盗まれない働き方」も、生きるという事、働くという事を、もう一度よく考えるきっかけとなったオススメの本ですが、今回紹介するこちらの本は、伊藤さんだけではなく、様々なバックグラウンドを持った方達のそれぞれのユニークな取り組みが紹介されています。具体的な情報が含まれていて、より読んでいくうちに、「自分も何か面白いことを試してみたい!」と思えるような、そんな実践的な内容でした。
”生態系の豊かさと丈夫さは多様性から生まれます。
多様性に寄与することが本書の制作動機の一つでもあります。”本文より