実は幼い頃から、他者の考えていることや感じていることなどが伝わりやすくて、その為に、難しい時間を長く過ごして来た経験がありました。私にとっては、人生の紆余曲折を経た後、スピリチュアルなことを勉強し始めたことが、自分は外部の刺激を繊細に感じ取りやすく、感受性が強い性質を持っている、と認識するきっかけとなりました。それからは自己流で、自分なりに内外のエネルギーの扱い方を学び、身につけていったのですが‥。
「HSP(ハイリーセンシティブパーソンの略)」という名前を偶然知ったのは、今年に入ってからでした。気になってチェックテストを試してみたら、やはり、ほぼ全部に当てはまる私‥。デンマークの牧師であり心理診療士であり、本人もHSPであるイルセ・サン氏が書いたこの本のことを知ってから、色々とHSPのことにを調べてみたのですが、既に関連書籍がいくつも出版されていたことにビックリしてしまいました。もっと早く知りたかった…!
本書は心理診療士の方によって書いたものなので、スピリチュアルなことが中々受け入れがたい様なタイプの人でも、スっと入って来やすい内容となっているだろうと思います。音や匂い、相手の表情が気になってしまったり、沢山の人が集まるところが苦手だったり、人のウソがすぐに分かってしまったり、疲れやすい、1人の時間が必要な人、人のネガティブな反応に影響を受けやすい‥‥などなど、もし思い当たる節があって、他の人達のように振る舞えない自分自身を責めてしまう人には、是非手に取って頂きたい1冊です。
これはHSPだけに限らないことですが、それぞれが持つ自然な性質を知り、そして受け入れることは、人生を生きやすくしてくれるだろうと思います。そしてそんな性質を持っているのは自分だけではない、と感じることも、ほっとさせてくれるだろうと思います。HSPの方が描いたマンガはこちら。