レシピ本をアマゾンで検索していたら、ふと紹介欄に出て来た本書「アフロえみ子の四季の食卓」。
タイトルに「レシピがいらない!」と書かれていて、それってどういう意味だろう??と興味をそそられて、今回手にとってみました。
本書は第5回料理レシピ本大賞 料理部門のエッセイ賞を受賞した「もうレシピ本はいらない 人生を変える最強の食卓」の実践編にあたるそうで、実際のお料理のカラー写真と献立内容がエッセイとともに豊富に紹介されています。
著者のアフロえみ子さんこと稲垣えみ子さんのことは、私は今回初めて知ったのですが、元朝日新聞記者で、冷蔵庫なし、ガス契約なしの節エネ生活を送っていらっしゃる方だそうです。
調べてみたら、既に何冊も本を書かれていらっしゃり、情熱大陸にも出演されていたのですね!
(よしもとばななさんとの対談も!)
以前アズマカナコさんの「電気代500円。贅沢な毎日」を読んだことがあるのですが、本当に色んな暮らし方を実践されている方がいらっしゃるのですね‥!
都内暮らしで、冷蔵庫なし&ガスなしで、そうか、こんな料理の可能性があるのか〜!と、読んでいて面白かったです。
工夫次第で、色んな方法が生まれ、そして色んな形の「豊かさ」や「幸せ」の形がある、ということ。
目に見えた「形」や「スタイル」だけを他者と比較して、「どちらが正しいのか?どちらがより幸せの形なのか?」を語るのは、そもそも1人1人の人生は異なるので、できないお話なのだろうと思います。
どんなライフスタイルを選んでも、その「在り方」と、それを「行っている人の心」が一致していたら、それはきっと「その人にとって、幸せなこと」なのだろうなと思います。
自分にとっての幸せの形、幸せを感じやすくしてくれるライフスタイルってどんなものかな?
そんなことを、ゆるく考えるのにぴったりの1冊です☺
”ただ「美味しいもの」とは、そもそも毎日たべることを前提として作られているものではないんじゃないか。
豊かになった私たちは、毎日美味しいものを食べたいと願うようになりました。
でも、美味しいものは飽きる。
だからこそ「毎日違うもの」を作らねばならないと誰もが頑張っているのです。
それは確かに、豊かな暮らしなのかもしれません。
しかし見方を変えれば、ソフトな「無間地獄」とも言えるんじゃないでしょうか。
だって頑張って幸せや豊かさを求めるほど、どんどん苦しくなっていく。
今日のごはんはどうしようかと、少なからぬ人が来る日も来る日も献立に悩み、苦労しています。
幸せってそんなに大変な思いをしなければ手に入らないものなんでしょうか。
しかしですね、もしこの無間地獄を抜け出す方法があったなら。
そう、日々「美味しすぎないもの」を食べれば良いのです。
例えばご飯。これは美味しすぎないものの代表です。
だってほとんど味がない。しかしだからこそ噛めば噛むほど味わい深い。
ご飯を毎日食べてたら飽きたって人は見たことがありません。
そして、味噌汁。毎日みそ汁飲んでたら飽きたって人も見たことない。
そして漬け物。これも飽きたって人にはお目にかかったことがありません。
そうなんです。一汁一菜って、つまりは「美味しすぎないもの」の集合体なんです。
だからこそ毎日食べても飽きることがない。
これは考えてみれば実に完成された偉大な食事です。
そう考えれば、ワンパターンって究極の贅沢かもしれません。”
アフロえみ子の四季の食卓
▶ 冷蔵庫やガスがなくても、独身でも無職でも幸せに都内で暮らせる!
アフロえみ子さんによる一汁一菜のシンプルかつ創意工夫を楽しむ献立たちは、日々の食事について「気張らなくていいんだよ!」と声をかけてくれているよう。
「自分にとっての幸せのカタチ」を考えたくなる1冊です☺
魂の退社
アフロ記者
寂しい生活
アフロ記者が記者として書いてきたこと。退職したからこそ書けたこと
人生はどこでもドア: リヨンの14日間
▶ どどーん!!アフロえみ子さんは沢山著書があります!
コトノネ vol.24
▶ まさかのアフロえみ子さんとあの「奇跡のりんご」の木村秋則さんが一緒の表紙の雑誌が‥!!
電気代500円。贅沢な毎日
▶ 家族暮らしでも電気代は500円にできる!
いろんな可能性と、いろんな暮らし方がありますね☺
レンタルなんもしない人のなんもしなかった話
レンタルなんもしない人の“もっと”なんもしなかった話
〈レンタルなんもしない人〉というサービスをはじめます。 スペックゼロでお金と仕事と人間関係をめぐって考えたこと
▶ アフロえみ子さんの本を読んで、ふと思い出したのは「レンタルなんもしない人」さん。
独自の哲学的な在り方は、存在そのものが仕事になる!
本「レンタルなんもしない人のなんもしなかった話」のアテクシの感想はコチラ
ニートの歩き方 ――お金がなくても楽しく暮らすためのインターネット活用法
持たない幸福論 働きたくない、家族を作らない、お金に縛られない
しないことリスト
どこでもいいからどこかへ行きたい
▶ そしてニートのphaさん。独自の哲学的な生き方が仕事になる!
phaさんの本「ニートの歩き方」のアテクシの感想はコチラ
ヤナの森の生活
▶ 都会で節エネ生活をする人もいれば、森で暮らす人も。
色んな生き方、暮らし方があり、好みは本当に人それぞれですね!
この本のアテクシの感想はコチラ
韓国メディアで紹介された、アフロえみ子さんのインタビュー&ライフスタイル